日誌

吉野川市伝統文化「菊人形づくり」の伝承⑨について

2021.6.21(月)

 

 黒ポットから5号鉢へと「鉢替え」した挿し芽の苗が,師匠も驚くほど立派に生長しています。いよいよ来週に,9号鉢への「鉢替え」が決定しました。そこで本時は,大菊3本仕立て仕様とするための第2弾として,荷造り用のビニールひもを使った「8の字掛け」を習いました。折角伸びた枝を折ったり,痛めたりすることのないように気を配るとても細かい作業でした。しかも,葉っぱが邪魔をして見えにくかったり,ひもが絡んだり気の滅入ることが多々ありました。その度に,師匠から「慌てずに,ゆっくりやれば良い。丁寧に!」と声をかけていただきました。やはり,良いものを創ろうと思えば簡単ではなく,手間をかけなければいけないと身をもって知りました。これからも,「慌てず・諦めず・逃げ出さない」ように頑張ります。

 

                 「8の字掛け」3本仕立てをするため,茎の曲げに耐えられる手法

                とても細かい作業なので,一人一人に技術指導していただきました。

                 とても細かい作業なので,一人一人に技術指導していただきました。