日誌

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承(特別編)について

2021.7.6(火)

 

 コロナ禍の影響により,昨年度の「吉野川市菊人形展」が中止となりました。昔から続く伝統文化であり,このまま無くなってしまわないかと思い,私たちの2人が吉野川市商工会議所を訪問し,担当である田中さんから色々とお話を聞くことができました。
 「菊人形展」と「菊花展」の歴史は波瀾万丈で,それらの灯は,点いては消え,消えては点きの繰り返しでした。その度に,菊友会会員の皆さんの努力があったことを知りました。実際,菊友会は,昭和2年に結成されて以来,現在に至っています。菊友会に関する資料はあまりなく,平成22年頃には,会員が150名ほどいたようです。しかし,現在では,75歳から93歳までの31名で構成されているのです。会員が減っただけでなく,高齢化が著しくそれが最大の課題となっていることが分かりました。やはり,私たち高校生や若い人が,興味・関心を持つことが継承へとつながる第一歩だと痛感しました。
 問題となる「菊人形展」ですが,本年度は開催の方向で準備が進んでいることを聞き,是非制作の現場に立ち会いたいと強く思いました。今年こそ,菊人形に触れることができることで期待感がいっぱいになりました。今年の品評会が楽しみです。

             過去の「四国菊花品評会」の様子と当時の作品を紹介していただきました。

         「菊人形展」の制作者について説明があり,県外の方であることに驚きました。

                    昨年実施できなかった「菊人形展」が,今年は開催するようです。