日誌

「NIPPON」探究ハイスクール事業

令和2年度「NIPPON」探究ハイスクール事業生徒活動発表会について

2021.2.6(土)

 令和2・3年度の2年継続で取り組む『「NIPPON」探究ハイスクール事業』について、令和2年度の活動を「徳島グランヴィリオホテル」で発表しました。ここには、昨年度から取組んでいる城東高校や、スーパーオンリーワンハイスクール事業に取組6校が、それぞれの活動を発表しました。中間発表の私たちにとっては、次年度の活動に参考とする内容が多くあり、今後につなげていきたいと強く感じました。また、知事や教育長から頂いたアドバイスも併せて実践していきます。

「参加者2名(会場前)」 「発表の様子」
「発表者とPC担当」 「プレゼンの様子」
「リモートでの質疑応答」 「質問に答える2名」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑰について

2021.1.14(木)

 寒さ厳しい中、12月に実習した挿し芽の準備に取り組んだ苗が順調に生育しています。 ここで、さらに一手間かけますがその前に、農場に落ちている葉を集めて自家製の腐葉土づくりです。買えば費用がかかりますが、落ち葉を利用すればとても安上がりにできます。落ち葉は、捨てるほどあるので一石二鳥です。できた腐葉土は、次年度の鉢用土として活用予定です。 冬至芽をのこして、秋の芽などを全て切り落とします。冬至芽が、しっかりと大きくなってくれるよう1ヶ月見守ります。3年生にとっては、今日が最後となりました。お疲れ様です。

全員で「落ち葉拾い」 「落ち葉+米ぬか+発酵剤+水」
「丁寧に混ぜ込む」 「剪定の説明に全集中」
「来年度のために一生懸命」 「真剣な表情もこれが最後」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑯について

2020.12.3(木)

 菊花を楽しむ期間も終わりとなり、来年度の春(5月)に行う挿し芽の準備にかかりました。まだまだ見頃の花もありますが、しっかりとした挿し芽をつくるために花を落とします。また、栄養が十分に行き届くように、茎も下から15㎝程度を残すだけにします。来年度、菊づくりを継承してくれる後輩に、期待を込めて丁寧に実習しました。終わりには、一鉢一鉢にきれいな花を咲かせてくれたことへの「お礼肥え」を施し、しっかりと根が張るようにと「増土」をしました。これからは、毎日のかん水と月一回の消毒を忘れずに行います。

「実習内容の説明」 「花首で切り落とす」
「花首の次は茎をカット」 「土から15㎝だけ」
「お礼肥えと増土」 「本時の仕上がり」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑮について

2020.11.25(水)

 吉野川市役所の東館3階で、四国菊花品評会表彰式が開催されました。本校生物活用科3年の代表生徒が出席し、「鴨島菊友会会長賞」の賞状と副賞を頂きました。吉野川市長や鴨島菊友会会長、参列したたくさんの方やいつも指導してくれる先生方から、私たち吉高生の出展について、期待の言葉をかけていただきました。今後の励みとなるとともに、これまで以上に責任を感じることが出来ました。

「吉野川市長あいさつ」 「賞状と副賞 授与」
「農林水産大臣賞」(中央) 「受賞者の皆さん」
「生物活用科3年 代表」 「賞状」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑭について

2020.11.16(月)

 吉野川市役所玄関前で開催された四国菊花品評会では、今まで指導していただいた成果として「鴨島菊友会会長賞」を頂きました。生物活用科3年生が栽培した12鉢を、2年生が継続するため校内へ持ち帰り、玄関に飾り付けしました。本校を訪れる多くの方に、活動を紹介するとともに、吉野川市の「菊づくり」を知っていただく機会となればと思います。

「吉野川高校 作品」 「吉野川高校 玄関」
2年生による「搬出」 2年生による「創出」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑬について

2020.11.4(水)

 吉野川市役所玄関前で開催される四国菊花品評会の審査日である今日、審査の様子を見学するために会場へ行きました。審査は終了していましたが、出品された方やいつもご指導していただいている先生方など、たくさんの方がいらっしゃる中で、審査員の方から総評がされていました。吉野川高校として出品した私たちにも、良かった点や改善する点など、今後の菊づくりに向けたアドバイスを丁寧に説明していただきました。最後に、吉野川高校が「鴨島菊友会会長賞」を受賞したことを知り、みんなで拍手しあいました。

 

「審査員による総評」 「総評を聴く生徒」①
「総評を聴く生徒」② 「菊の切り花を片手に」
「立菊12鉢と生徒12人」 「吉野川高校 作品」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑪について

2020.10.29(木)

 吉野川市役所玄関前へ行き、本校から出展した菊の状態をチェックするとともに、菊花展会場の様子を見学しました。多くの出品を見ながら、菊友会の先生方から一つ一つを丁寧に説明していただきました。「菊」にもたくさんの種類や、形があることを知り、まさに「百聞は一見にしかず」でした。私たちを指導して頂いている先生は、今までに農林水産大臣賞を受賞した方ばかりとお聞きし、光栄に思いました。その先生方の御指導で、何とか形になった「菊」を見て一安心することが出来ました。

「立菊十二鉢花壇」 「懸がい花壇」
「福助花壇」 「土作りについて」説明
「吉野川高校ブース」 「生徒と先生」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑩について

2020.10.22(木)

 10月15日(木)に私たちだけで取り組んだ「芽かき」「輪台の取り付け」を先生方に見ていただき、評価していただきました。やはり、未完成の部分がたくさんあり、たくさん修正することになりました。しかし、「芽かき」については、ほぼできていたようです。今回、残っている鉢をきちんと管理することで、市役所前に配置した鉢の入れ替えようとして活用することになります。また、谷澤先生所有の「だるま」と「福助」をお借りし、新たな作品を勉強することが出来ました。

「芽かき」 「輪台取り付け」
 

「だるま」(3本立ち)・「福助」(1本立ち)    

70㎝以下    50㎝以下

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑨について

2020.10.15(木)

 10月13日(月)に出展した鉢以外の菊を管理しました。本時は、先生方が吉野川市役所前で四国菊花品評会の準備のため、今まで教わってきたことを私たちの手で実践してみました。
 先生方がいないと不安ですが、輪台の取り付けと芽かき管理を思い出しながらやってみました。何とか出来ましたが、次の機会に先生方から評価を頂きたいと思います。

「芽かき」 「輪台取り付け」

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑧について

2020.10.13(月)

 先生方のお力添えを頂き、本年度10月16日(金)から11月15日(日)まで、吉野川市役所前で開催される四国菊花品評会に、私たちが育ててきた菊を出展することになりました。会場となる吉野川市役所前広場に、本校の作品(12鉢)を搬入しました。会場には、いつも指導していただいている先生方や、鴨島菊友会会員の皆さんが声をかけてもらいました。出展されている作品はどれも素晴らしく、私たちの作品が恥ずかしく思いましたが、皆さんにかけていただいた言葉でうれしくなりました。

「苗の高さを一鉢ずつ確認」 「高さ調整」
「一鉢ずつ高さを測定」 「ブロックで高さを調整する」
「3色の配置を決める」 「吉野川高校」ブース

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑦について

2020.10.9(金)

 

 先生方のお力添えを頂き、本年度10月16日(金)から11月15日(日)まで、吉野川市役所前で開催される四国菊花品評会に、私たちが育ててきた菊を出展することになりました。そこで、第6回目となる今回は,各鉢の①「苗の高さ調整」②「色調整」③「段飾り(模擬)」など、出展に備えてたくさんの調整に取りかかりました。結果、一人一鉢ずつで12鉢を用意する運びとなり、決まった鉢に④「輪台を取り付け」ました。来週の13日(火)には、学校から搬出します。不安いっぱいです。

「苗の高さを一鉢ずつ確認」 「輪台取り付け」の様子
「高さと色の調整」 「段飾り(模擬)」
  「輪台取り付け」の説明

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承④について

2020.9.3(木)

 

 第4回目となる今回は,①「芽かき」:不必要な「わき芽」を指先で摘み取ります。②「誘引」:全ての茎が正面となるように支柱に誘引します。前回までの誘引を解いて、やり直ししたものもありました。 ③「水苔配置」:乾燥を防止するために、鉢の土が隠れるように、湿らせた水苔を置きました。
菊は、十分に成長していますが、これからも気を抜くことなく、精一杯お世話します。

菊の生長具合についての説明 実習内容の説明
①「芽かき」 ②「誘引」
③「水苔敷き」 ※一日の完成

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑤について

2020.9.17(木)

 

 第4回目となる今回は,①「芽かき」:不必要な「わき芽」を指先で摘み取ります。②「誘引」:全ての茎が正面となるように支柱に誘引します。前回までの誘引を解いて,やり直ししたものもありました。 ③「8の字がけ」:菊苗の根元が裂けないように紐で補助する。④吉野川市菊花展の歴史などを,休憩時間の会話をとおして楽しく学んでいます。

①「芽かき」について説明 ②「誘引」の様子
③「8の字がけ」について説明
③「8の字がけ」について説明 ④「休憩時間の会話」吉野川と菊について

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑥について

2020.10.1(木)

 

 第5回目となる今回は,①「芽かき」②「つぼみ取り」:中心のつぼみを残し、他のつぼみを取り除きます。先生方から、昔から「10月1日で、1円玉」という言葉があることを習いました。その1日が本日ですが、1円玉どころか「小豆サイズ」にしか育っていませんでした。
 「これでいいのか。大丈夫なのか。」と不安になりましたが、今年の夏の暑さが尋常でなかったことが、その要因であると知り、私たちの育て方が悪かったのではないと分かり、少し気持ちが楽になりました。

※「生長調査」一鉢ずつ高さ調査 ①「芽かき」の説明と様子
②「つぼみとり」について説明
生徒の様子

吉野川市伝統文化「菊人形づくり」の伝承③について

2020.8.27(木)

 

 第3回目は,夏休みを終えた菊の様子を観察し,①「増し土」沈んだ土を補うため土を追加②伸長した茎を支柱に「誘引」 ③「芽かき」 実習しました。そして、④枯れた鉢からその原因を探り、「肥料過多」であることが判明しました。35度を超す温室内での実習は大変でした。指導をお願いしている鴨島菊友会の先生からは,とても順調に育っていると評価していただき,この調子ならこれからが楽しみだと言ってもらえました。今後も、油断することなく、精一杯お世話していきます。

①「増し土」 ②「誘引」
③「芽かき」 ※棚の整理と評価
④枯れた原因探求及び説明

吉野川市伝統文化「菊人形づくり」の伝承②について

2020.7.30(木)

 

 第2回目は,7/16に鉢替えした菊の苗木を観察し,伸長した茎を支柱に誘引しました。30度を超す暑さの中,しかも温室内での実習は大変でしたが,順調に育っている苗を見ると,私たちも精一杯お世話しなければと感じました。

吉野川市伝統文化「菊人形づくり」の伝承①について

吉野川市の伝統とされる「菊人形」を次世代へと継承することを目的に、本年度から「鴨島菊友会」の皆さんからご指導いただくことになりました。コロナ感染症予防対策により生徒の登校ができず、今回が初めての顔合わせと実技指導となりました。これから、菊づくりがとても楽しみです。


地域の伝統を受け継ぎ次世代へと継承することを、使命としてこれからも活動します。

 

令和2年度「NIPPON」探究ハイスクール事業

令和2年度「NIPPON」探究ハイスクール事業

 

1 事業テーマ
 吉野川市伝統文化「菊人形」をテーマに,菊細工の実践をとおして徳島県をはじめ全国の産地における歴史及び経済について探究する。


2 事業のねらい
 吉野川高等学校は,地域伝統のものづくりをとおして次世代の地域産業の担い手として,また,地域に継承されてきた産業・伝統・文化に関する特色ある取組を 実践している。この取組をとおして,地域を知り活性化めざすことのできるスペシャリストとなる人財育成に取り組んでいる。ここでは,生物活用科の生徒を主体として「菊」の栽培実践活動に取り組む。  
 我が国の伝統的工芸品としての「菊人形」を,これまで継承してこられた先代の意向を途切れさすことなく,次世代へと「菊人形の魅力」を伝承する。ふるさとの魅力を,吉野川市から徳島県,そして全国へ発信するとともに,ふるさと徳島を愛する心を育むことをねらいとする。

  「テーマ及びねらい」に沿って、令和4年3月31日まで積極的に活動します。