日誌

「NIPPON」探究ハイスクール事業

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑯について

2021.9.27(月)

 

 今回は,先週が祝日で休日であったため2週間ぶりの実習です。2週間でどのぐらい伸びたかと言えば,伸びすぎで困ってしまうほどです。しかも,茎が細く,何だか「徒長」してしまったのではないかと思うほどです。また,主となる芽よりも,わき芽が大きく伸びていました。やはり,1週間の空白は大きいとつくづく思いました。この時期にもなると,毎日の観察と日々の手入れが重要であることを痛感しました。本年度に実施される「四国菊花品評会」のチラシができたようです。私たちの菊を展示させていただけるのであれば,10月18日に会場搬入することになります。残り3週間の成長に期待しながら,『誘引』と『芽かき』をしました。

 

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑮について

2021.9.13(月)

 

 今回は,前回と同じ内容①『誘引』と②『芽かき』です。1週間の間に,予想を上回る成長があり,およそ10㎝程度伸長していました。3日毎に,500倍に希釈した液肥を与えています。この時期は,蕾が出るのをじっと待ちながら,『誘引』『芽かき』を繰り返します。3本の茎に十分な栄養が行き届き,真っ直ぐにすくすく伸びてくれるのを願っています。

 

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑭について

2021.9.6(月)

 

 夏休み明け第1回目が,9月6日に実施されました。しばらく見ないうちに菊は,想像以上に成長していました。また逆に,枯れてしまったり,葉がしおれていた鉢もありました。師匠からは,「今年の天候で,菊友会のみんなも菊が大打撃を受けた。」と話してくれました。長雨による湿度と日照不足が原因のようです。その中でも,私たちの菊はよく頑張ったと言ってくれました。しかし,担当の先生に聞くと,夏休みの間も師匠が何度も菊の観察に来てくれ,その都度対処してくれたことを聞きました。『感謝』の言葉しかありません。
 今回は,①伸びた茎が曲がったり,折れたを防止するための『誘引』です。伸びた茎を支柱に誘引します。きつすぎず,緩すぎずその程度が難しいです。そして,②『芽かき』です。3本の茎は決まっているので,わき芽などを丁寧に取り除きます。このときの注意点は,下葉を残すことです。葉を取らないように,注意が必要です。たくさんの方が見守ってくれる菊なので,これからも集中して大切に育てていきたいです。

吉野川市伝統文化「菊づくり」の伝承⑬について

2021.8.10(火)

 

 暑さ真っ盛りの8月10日,夏休み中ではありますが,菊の成長は待ってはくれず休みなんて無用でした。今日は,温室の中で大事な2つの実習です。35度の猛暑の中,温室の中はサウナ状態でした。私たちが,のびてしまいそうな所で,菊が成長してくれるのは嬉しいのです。切っても切ってもわき芽がどんどん伸びるために,三枝のはずが五枝や六枝にもなってしまいます。そこで,わき芽を切り詰めたり,ぐんと成長している茎は「胴切り」して調整しました。また,鉢植えした際に入れたセパレートを取り除き,その穴に培養土を入れたり,乾燥肥料を施しその上に土を足しました。この作業を,「増し土」といます。乾燥肥料も,今回が最終となり,今後は数日毎に液肥を施すようになります。この施肥が大変と聞きましたが,品評会まで後2ヶ月になりました。残りも気を抜かず,一生懸命に頑張ります。